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福永知世福永知世

このまま結婚できるかなあ。今、恋をしている人。

恋人がいる女性にとってきになるのは、その彼と「結婚できるかどうか」だと思います。

結婚って、結婚して終わりじゃないんだぜ?ということで、安野モヨコさん(漫画家)と庵野秀明さん(監督)のふたりの結婚についての漫画を読んでみましょう。

結婚できるカップルはコレです。

『シン・ゴジラ』『エヴァンゲリオンシリーズ』の監督…と言えば!言わずもがな、あの庵野秀明監督。

そして、その妻、漫画家の安野モヨコ。

日本で有名な夫婦、として認定される発端ともなり、アニメ化もされたコミックス『監督不行届』(祥伝社)は、ご存知の方も多いはず。

異色の夫婦、と思われますか?ところがどっこい、この本には、もっと深い「結婚とは何か?」に対するヒントが隠されています。

今好きな人がいる!恋人がいる!という女性の皆さんが、「これからの結婚のこと」を考えるのであれば、是非読んでほしい1冊です。

1、合わない男とがんばって付き合わない

今好きな人がいますか?その人は優しいですか?そうですか。

でも、一緒に時間を過ごしていて、少しでも「どちらかが背伸びしている」と感じたら、ちょっと考えた方がいいかもしれません。

ロンパース(30歳まんが家)は、カントクくんと結婚することが決まりますが、それまでに付き合った男性とはなぜか合わなかった。というのも、ロンパース自身、オタクであることを自覚していて、そのオタク成分を緩和させるために、オタクではない男性を選んで付き合っていたから。でも、気がついたのです。

「オタクはオタクと一緒にいることが楽である」と。素敵な彼と付き合えることは夢みたいで、恋愛としては最高!ですが、結婚となると話は別。

長く一緒に過ごすことを考えると、“自分に似たタイプの人”と、我慢しないで付き合っていくことが、結婚を成功させるヒントかもしれません。

2、会話が成立する

趣味が合う、というのは、そのままイコール「会話のネタになる」と言えるかもしれません。

よく「彼とは趣味はあうけど、恋愛対象ではないな」みたいな男女の友情成立してる人たちがいますが、それを見てると「いやいや、お前らみたいなのが結婚すればうまくいくんだよ」って感じです。

たとえば、昨晩同じテレビ番組を見ていただけでも「あれ面白かったよねー」という話ができますし、趣味が似ているということは、SNSで拾ってくるおもしろい情報にも共通点があります。

つまり、長年夫婦をやっていく、ということは、いかに下らない日常会話で間を持たせることができるか!…「同じものに興味が持てるか」ということです。会話を成立させるためには、「同じテレビ番組を見る」ということや、「夫の趣味を理解できる」また、「妻の趣味に寛容である」みたいな、「まあまあ、俺たちだいたい同じところをぐるぐるしてるよね」という感覚、というのは大変重要なんだと思います。

ロンパースとカントクくんも、作中ではとても濃厚なオタク臭のする会話を繰り広げています(素人には理解できないほどの)。こういうコミュニケーションが必要なのかもしれません。

3、リスペクトも大事

また、作中では、お互いにリスペクトしている描写もあります。

インフルエンザにかかったときに看病してくれたことや、部屋を大掃除できたこと。

また、家のインテリアを壊したくないロンパースの、スマーティー(遠赤サウナ)の置き場所に関して、カントクくんが容易に許可してくれたことに対しては、感謝の表現がありました。

よくカップルも夫婦も「〇〇してくれて当然」みたいな空気があるかもしれませんが、「できないことができた!」「自分ができないことをしてくれる!」ということに関しては、お互いにリスペクトし続けることはとても大事なことだと思います。

最後に

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アニメから見ても、本から読んでいただいても大変おもしろい作品ですが、作中に登場するロンパースもカントクくんも、実際はとても偏屈な人間(失礼)なのかもしれません。

ただ、人ってみんなやはりどこか癖を持っていて、こだわりとか、弱点とか、苦手な部分を抱えながら生きているもんだと思います。

そこを補ったり、刺激し合ったりしながら高みを目指して生活しているのも大変結構なんですが、やはり結婚を視野に入れた場合、「どれだけお互いを許して生きていけるか」という点が大事です。

「私も変だけど、あんたも相当変だよね。まあ、いいんじゃない?」みたいな感じでやっていける人かどうか…みたいなことが、ふたりの今後を暗示しているかもしれません。

監督不行届 (Feelコミックス)

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福永知世
福永知世(ふくながちせ)… 1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。学生時代からの様々なアルバイト経験、夜のお仕事経験から学んだ人間関係を恋愛学に活かすWebライター。 男も女も視点を変えるだけで幸せになれる、をテーマに辛口に執筆している。 一児の母。